アナログレコード人気、なぜ?

おはまです。

近年、アナログレコードの売上高は2020年、米国でCDの売上高を追い抜い抜き、イギリスでも2021年にはCDの売上高を上回るというニュースが。

https://forbesjapan.com/articles/detail/40063

皆さんの家にはレコード、ありますか?

わたくしはDJを嗜む者なので、レコードはもう…枚数は最後に数えただけで1000枚はあったと思います。今はもう増えすぎて数えていません。

所有している一部です。もう棚にすら入りません 

 

 

これらの売上データに関して、

2020年は新型コロナウイルスの流行により、音楽を聴きにライブ会場に足を運べなかったことで、音楽ファンは浮いたお金をレコード盤の購入につぎ込んだ。

というのがその理由だとみられていますが、それだけではないと思います。

レコードを買う人間としてその様々な理由を考えてみました。

面倒を楽しむ


YouTubeやサブスクで手軽に音楽が楽しめるようになった今、
レコードをスリーブから出し、ターンテーブルに乗せ、針を落として音を聞く…というネットで簡単に音楽を聴ける中で、そんな「ひと手間」を楽しむことに新鮮さや価値を感じる人が増えていると思います。

音質を楽しむ


アナログレコード音源には独特な「暖かさ・深さがある」なんて言われています。実際、レコードの溝から拾う音域にはデータ音源では出せない音域があります。いい音で音楽を聴くと、やっぱり音楽の素晴らしさを強く感じることができるようになると思いますね。

レア音源を楽しむ


サブスクやYoutubeにもない、レコードにしかない音源を求めて購入する人もいると思います。
レコードオンリーのリミックスやバージョン違い、インスト(歌なし)など…これは主に「誰も知らない曲をプレイしたい」というDJからの需要があると感じます。

インテリアとして楽しむ


レコード、とりわけLPと呼ばれる盤のサイズは12インチ。ジャケット含めサイズは約30センチ×2と結構大きめ。
これってちょっとした「絵」ですよね。
好きなアーティストの作品を飾る楽しみもあるし、「ジャケ買い」という言葉があるように、知らないアーティストでも、「なんかいい感じ」なジャケットをインテリアとして家に飾る人もいると思います。

近年の「シティポップブーム」


山下達郎や竹内まりやといった70年代~80年代の国産音楽、いわゆるシティポップというジャンルが国内外で注目され始めたのは今に始まったことではないものの、それらの音源を「当時のレコードで所有したい!」という人が増えたこともあるでしょう。
実際それらのジャンルが流行することでDJからの需要も増え、リイシュー(再発)されることも多いです。

とはいえ。

レコードといっても値段はピンキリです。アルバム作品を新品で買うとなるとモノにもよりますが平均で3,000~4,500はします。

中古でもレアなレコードは定価より高騰することもしばしばありますし、お手頃な価格で購入できることもあります。

音楽を聴くのに、インテリアとしてもこれぐらいのお金を払ってほしいと思えるかは人それぞれですが、個人的には単なるブームではなく、個人がより音楽を楽しめる方法の一つとして、定着してほしいなと思います。

ただ…レコードで財布を圧迫したり、レコードに居住スペースを侵食される俺みたいになるな!

とお伝えしたいです。