どうも、ロングです。
もう9月1日。8月末投稿まで数秒間に合わずw
さてさて、今日の本題へ。
最近、感染力が強く重症化しやすいと言われている「デルタ株」だったり、感染力が強く抗体の働きを弱める可能性があると言われている「ラムダ株」というものなどなど、変異したウィルスが増えていて、色んな判断や日々の生活に多少なりとも影響を与えるな~と感じている所です。
そこで、以前も記事にまとめたように、今回前回の記事から約1年半経ったので、どう変わったのか?現状をまとめてみようと思います。
新型コロナウィルスの変異株
デルタ株について参考
「デルタ株」のどこが恐ろしいのか? 最新の研究からわかってきたこと
https://news.yahoo.co.jp/articles/24aee417828bc8c91739646fe6546ce983bcb33a
デルタ株「20~30代」が短期間で重症化する実態
https://toyokeizai.net/articles/-/447339
※メディアの信憑性は確かめていません。あしからず
※最後のページには、ただ、デルタ株は感染力が強いため、結果的に毒性が強まったように見えているだけだ、と指摘する専門家もいる。との話もあり
わりと最近の話なので、まだデータや研究が進んでないから結局、「まだ分からない」という感じなのでしょうか。
変異ウィルス一覧&ラムダ株について
※再:メディアの信憑性は確かめていません。あしからず
南アで新たなコロナ変異株、感染力など調査中 WHOに報告
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6403163
変異について
前回の記事でも共有したように、インフルエンザウィルスも新型コロナウィルスもRNAなので、変異しやすいとのこと。
(インフルエンザウィルスも新型コロナウィルスもゲノム情報がRNAに書き込まれている。人間の二重螺旋のDNAとは違って、一重鎖構造のRNAはエラーが起こりやすいため変異はすごくしやすい)
新型コロナウイルスについて専門家に質問しました(前編)
2020/03/18
・新型コロナウィルスは正式にはSARSコロナウィルス2となった
・SARSに近い系統(遺伝子の情報が非常に似ている)
・通常の風邪のコロナウィルスとは遺伝子的な距離は離れている
・新型コロナウィルスは人間の喉や肺に非常に親和性が高い。なので細胞に入りやすい
・通常の風邪はあまり肺に入らない。でも、新型コロナウィルスは肺の方でも増殖する
・風邪のウィルスとSARSの中間くらい。だから広がりやすく、風邪のウィルスよりも毒性も高いのでは
・子供が重症化しにくく高齢者が重症化しやすいのは分かっていない(免疫の反応が違うのでは?)
・インフルも亡くなるのは体の余力が少ないため高齢者が多い
・インフルもコロナも肺炎になった場合、若い人の場合は人工呼吸器にいかなくても持つところが、高齢者だと一気に人工呼吸器にいったりする場合がある
・人工呼吸器はあくまでも呼吸を助けているもの
・自分の体が改善しないといけないが、肺の状態が改善せずにそのまま人工呼吸器依存になり二次感染して亡くなることもある
・二次感染とは、人工呼吸器は外から無理やり空気を押し込んでいるので、ばい菌なども肺に入ることがある
・そのためウィルス性の肺炎だけではなく、細菌性の肺炎などを起こしたりすることもよくある
・全身の状態が悪くなり、食事もできず点滴だけになる
・そうすると全身の免疫状態が一気に悪くなって、全身感染症を起こしたり、多臓器不全になったりする
・新型コロナウィルスはインフルエンザウィルスよりも変異はマシと言われている(2020/03時点)
前回の記事
2020-02-07
2020-03-30
感染者数の推移
2020-02-07時点
・世界の全感染者数
3万1,396名
2020-03-30時点
・世界の全感染者数
73万7,929名
日本1,866名(PCR陽性者数(新型コロナ感染者数ではないかも))(空港検疫含む)
重症者59名
死者54名
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10595.html
2021-08-30現在は?
・世界の全感染者数
2億16,66万4,634名
https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6
日本145万4,364名(PCR陽性者数)(空港・海港検疫含む)
重症者2,075名
死者15,946名
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20761.html#:~:text=%E4%BB%A4%E5%92%8C%EF%BC%93%E5%B9%B4%EF%BC%98%E6%9C%8830%E6%97%A5%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E3%81%AE,1%2C191%2C060%E5%90%8D%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82
2020年3月末から2021年8月末の約1年5ヶ月で145万2498名「陽性者」が増えています。(新型コロナではなく、「PCR陽性者」かも)
つまり、日本国民1億2530万人(令和3年8月1日現在(概算値))のうち、約0.011607%が陽性となっており、言い換えれば、99.9%以上の国民が陽性になっていません。
こうして数字で見ると・・・、思ったより少なく感じるのですが、周りにも増えているので何とも言えないw
他の感染症との比較まとめ
インフルエンザ
・2019年~20年のインフルエンザシーズンでは米国のインフルエンザ患者数は約1900万人
・死者数は1万人を超えた(致死率0.05%)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55312830W0A200C2000000/
・日本国内のインフルエンザの患者数は年間1000万人以上
・関連する肺炎なども含めて1万人程度が毎年亡くなるとのこと。(致死率0.1%)
・インフルエンザによる年間死亡者数は、世界で約25~50万人と推定される
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html
過去の新型インフルエンザのデータと被害想定(厚生労働省)
(2009‐2010年インフルエンザ A(H1N1)2009)(致死率0.02%)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/yusikisyakaigi/dai13/siryou3.pdf
治療法ない新型インフルエンザ、死者10万人超と試算(読売新聞WEB版 2004/7/30/23:33)
http://www.med.oita-u.ac.jp/infectnet/influenza/influ_report_00253.html
SARS(重症急性呼吸器症候群)
・SARSコロナウィルス
・世界 合計8439~人
・死亡者数812~人(致死率9.6%)
(2002/11/01~2003/07/07)
MERS(中東呼吸器症候群)
・MERSコロナウイルス
・世界 合計2,519人
・死亡者数866人(致死率34.37%)
(2019/12/1~2020/1/31)
肺炎
・2016年における肺炎死亡者数は男女合計で11万9,300人http://www.tokyo-eiken.go.jp/assets/SAGE/SAGE2018/sage2018.pdf
スペインかぜ
・全世界で患者数約6億人、2,000万から4,000万人が死亡したとされている(致死率2.5%以上)(1918年から1920年に流行)
http://www.tokyo-eiken.go.jp/sage/sage2005/
新型コロナウィルス
日本145万4,364名、死者15,946名(致死率1%)※インフルエンザは年間、新型コロナウィルスは約1年半の統計
(インフルエンザはざっくり年間1000万人以上、毎年1万人亡くなる)
子供は重症化しづらい?
世界の子どもたちの感染状況
https://www.hayashi-clinic.jp/wp-content/uploads/2020/09/%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%80%80%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%8A%B6%E6%B3%81.pdf
・米国の小児においては、インフルエンザの方が死亡率が高い
・スペインにおいても中学生以下の感染者、入院数、死亡数は極端に少ない
・ドイツも小児の死亡数は極端に低い(70代以降に死亡率上昇が認められる)
・オランダ小児死亡0
・韓国は30歳未満の死亡例なし
などなど
なぜ、こどもたちは重症化しづらいのか?
明確な理由は分かっていません
いくつかの推測があります
・古典的コロナにすでに罹患しており、交差反応で抗体を持っている説
・新型コロナが感染する際の侵入口であるACE2受容体が少ない説
・免疫反応が未熟なため説
・BCG(日本株)が効いている説
いずれも決定打に欠けるため、原因不明であるが、小児の重症化は少ない
新型コロナウィルスって何で怖いの?
情報が交錯しているのもありますし、前回の記事でも書いたように、やっぱり「得体が知れない」ということが一番の不安ポイントかな~と。
得体が知れない、怖いというのは感情なので、もう少し言語化してみると・・・
・容態急変するという情報を見かける
・血栓ができる
・肺炎
・治療方法がない
などなど、これらがざっくり怖いなと思う部分です。
なぜ、新型コロナウィルスで肺炎になるのか?
新型コロナウイルスによる肺炎とは?他の肺炎と何が違うの?
https://www.katoiin.info/blog/2020/03/post-85-727079.html
・ウィルスが肺胞まで到達して、免疫と直接戦うケースも有る
・ウィルスを排除しようと免疫が暴走することによって起こる炎症も大きく影響するとされている
・そのため両肺同時に肺炎をきたすケースが多くなる
・間質性肺疾患の状態の肺炎に至ると治療は非常に難しい
・さらに弱った肺に細菌がついてしまうことが少なくなく、こうなると非常に厳しくなる
・治療には酸素投与、人工呼吸器、人工心肺(ECMO)なども用いられ、これらはウイルスを排除するためのものではなく、免疫によってウイルスを排除できるまでの時間稼ぎのためのもの
・これらの時間稼ぎの結果、免疫によってウイルスが排除されてサイトカインストームが収まれば症状は改善する
・が、サイトカインストームが進んでしまうと死に至ってしまう
※先ほどのホリエモンさんと専門化の方の対談動画のような話
肺炎、小さい頃から今まで一切気にしたことなかったけど、重いとかなり怖いなと思うw
治療薬などがないと改善も免疫次第なので、肺炎も長引くのかな。健康大事w
新型コロナ:容態急変20分で死亡のメカニズム
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/66686?page=3
・たった1個のコロナウイルスが、1つの細胞に感染しただけで、無数のウイルスが複製される
・両肺のほぼすべてが同時に急速に炎症を起こして健常に呼吸できる部位が少なくなる
・「新型コロナウイルス肺炎」は、ごく短期間、20分ほどで爆発的にウイルスが増殖し、両肺の細胞をことごとく冒してしまい、患者の呼吸能力を奪ってしまう
(他のウィルス性の肺炎とは違うのか?その辺り気になる)
新型コロナウイルス感染症の感染症法の運用の見直しについて
令和2年9月24日 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000675228.pdf
・新型コロナウイルス感染症については、感染者のうち、8割は軽症又は無症状のまま治癒するが、2割は肺炎症状が増悪し、人工呼吸器管理などが必要になるのは5%程度といわれている。一方、若年者は重症化割合が低く、65歳以上の高齢者や慢性呼吸器疾患、糖尿病、肥満などを有する者で重症化リスクが高いことが判明している。
・現場では、結果的に軽症や無症状の人まで入院させ、医療機関や保健所の負担が増えているのではないかとの指摘もある。また、今後検査体制の拡充に伴い軽症や無症状の人が増加する可能性があり、全て入院となると医療のひっ迫につながるのではないかとの指摘もある。
・これまで得られた知見等を踏まえ、次の季節性インフルエンザの流行期も見据え、重症化するリスクが高い高齢者や基礎疾患のある者への感染防止を徹底するとともに、医療支援を重症者に重点化していく必要がある。
ウイルス性肺炎はそもそも診断が難しい
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO56484540W0A300C2000000?channel=DF140920160927&page=2
インフルエンザに罹ると細菌性肺炎を合併しやすくなるメカニズムを解明―抗ウイルス薬や抗菌薬に代わる治療薬の開発に期待―
https://www.amed.go.jp/news/release_20210604-01.html
ウイルス性肺炎の現状と治療戦略
http://medical.radionikkei.jp/kansenshotoday_pdf/kansenshotoday-170201.pdf
血栓について
新型コロナウイルス感染者における血栓リスクについて
http://www.jsvs.org/ja/related/covid-19-3/
新型コロナウイルスの症状として注目される血栓症とは?医師が解説します。
https://www.clinicfor.life/articles/covid-036/
血栓症ってどんな病気?種類別の原因、治療法について医師が解説します。
https://www.clinicfor.life/articles/d-004/
前回も書いたように、インフルエンザも治療薬などはあっても毎年かなりの死者数が出てはいますが、いわゆる「治療方法がある」ということと、『インフルエンザって当たり前にかかるよね』くらい「社会的に許容されている(上手く共存している)」ということもあって、新型コロナのように騒がれていないのかもしれませんね。(または情報統制が取れている)
沈静化するには、治療薬開発かワクチンか5類指定?
ここも意見が分かれるところだと思いますが、『新型コロナウィルスを今の2類から5類に引き下げれば医療崩壊も起こらないし、一般化されて過剰な状態から沈静化できる。今の2類指定では経済活動も含めて、今の状態を抜け出せない』という主張や議論が度々起こります。
http://www.stellamate-clinic.org/blog/2021/01/209202115-1502678.html
1類:致死率の高い感染症で交通制限もおこなわれる。診断がつけば直ちに入院が義務付けられる。例:エボラ出血熱、ペストなど。
2類:1類から交通制限を取り除いたもの。例:SARS、MARS、鳥インフルエンザ、結核など。
3類:必ずしも入院は必要でないが就業制限はある。例:コレラ、赤痢、腸チフスなど。
4類:主に動物を介して感染する感染症。例:A型肝炎、デング熱、マラリア、狂犬病など
5類:感染者数調査のために届出が必要とされている。「全数把握」と「定数把握」に分かれる。
・全数把握の例:麻疹(はしか)、風疹、百日咳、梅毒、HIVなど。
・定数把握の例:インフルエンザ、水痘、性器クラミジア、性器ヘルペスなど。
「コロナの5類相当への引き下げを行わない限り、日本は今の状況から抜け出せない」厚労省の元医系技官が訴え
https://times.abema.tv/news-article/8669912
「在宅放置でコロナ死する人をもう増やしたくない」長尾医師が”5類引き下げ”を訴える本当の理由
https://president.jp/articles/-/49053?page=5
2類指定は果たして正しいのか? (2021-01-18)
http://www.momotaro-net.com/column/51.html
コロナ、感染症法上の扱い見直し検討 厚労相が表明 2021年7月9日 12:47
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA092K40Z00C21A7000000/
<新型コロナ>厚労省「2類相当」見直し検討 2020/8/27
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/566069
新型コロナを「5類感染症」に? なぜ扱い見直し検討、先行き見通せず慎重姿勢
https://news.yahoo.co.jp/articles/7721142e42c651a55201075c8b7f233bf258ca8d
第209回(2021年1月) 新型コロナ、5類への格下げは妥当か
http://www.stellamate-clinic.org/blog/2021/01/209202115-1502678.html
新型コロナ「5類感染症」に変更するとかしないとか…どういうこと?|看護roo!ニュース
https://www.kango-roo.com/work/8390/
新型コロナを5類感染症にすると医療現場はどうなるか?
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuraharayu/20210811-00252601
<新型コロナ>首都圏1都3県で自宅療養中の死亡増加 8月のみで計31人
https://www.tokyo-np.co.jp/article/127667
自宅で死亡の感染者18人、大阪 昨年10月以降、治療受けられず
https://www.sakigake.jp/news/article/20210510CO0096/
2類から5類に引き下げすると・・・
・受入医療機関が増える(内科など全医療機関?)
・自宅療養、自宅で亡くなる方が減る?
・患者としては自宅療養よりは安心
・感染者数の増加(すぐワクチンを受けられるわけではない、治療薬がない)
・感染者が増えた場合、増加に比例して一定の割合で出る重症者や死者は増えるはず
・ただし、治療を受けられずに亡くなる人は減る(どれくらいの割合かは不明)
・保健所や行政の負担が減る
・医療費の自己負担が増える
・医療従事者の負担は不明(強めのインフルエンザが流行った時想定&肺炎が増える?)
・1,2類並の対応の厳しさやコスト、万一クラスターになった時の風評や信用毀損、濃厚接触者などの2週間自宅待機による人手不足などが軽減され、2類で受け入れるより病院の経営の負担が減る?
などかなと素人ながらこのような感じで認識しました。
気になるのは、治療を受けられず(入院できず・また人工呼吸器など足りず)に亡くなった人と、治療を受けても亡くなった人の割合、またその年代別それぞれ、2類のままの想定と、5類に引き下げたときの想定、どちらが致命率が下がるのか知りたい所です。
そういった比較材料やデータがないと、正常な判断はできません。いずれにせよ、ネット上だけだと情報収集には限界がありますね。調べ方にもよると思いますがw
では、医療圧迫の現状はどうか?
新型コロナ患者受入できる病院数は?
・日本のコロナ向け病床は約2万8,000床
・感染症への対応が可能な病床は約73万床
・コロナ向けは病床全体の約4%
・重症者向けの確保予定病床数も約3,600と横ばいの状態
・急性期病棟を持つ4,201病院の新型コロナ患者の受け入れ実績があるのは、公立病院53%、公的病院69%、民間病院14%(厚生労働省の昨秋の調査)
https://www.medius.co.jp/asourcenavi/numberofbed/
・全医療機関のうち、新型コロナ患者の受入可能医療機関の割合は25%
・受入実績あり医療機関の割合は21%。
・受入実績あり医療機関のうち、人工呼吸器、ECMO又はその両方を使用した患者の受入医療機関の割合は25%。
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000712052.pdf
対象医療機関: G-MISで報告のあった全医療機関(7,403医療機関)
・受入可能医療機関:1,872
・それ以外の医療機関:5,531
・受入可能実績あり医療機関:1570
・受入可能であるが受入実績がなかった医療機関:302
・受入実績なし医療機関:5833
・新型コロナ患者で人工呼吸器、ECMO又はその両方を使用した患者の受入医療機関:390
・その他医療機関:1180
※新型コロナ患者で人工呼吸器、ECMO又はその両方を使用した患者の受入医療機関
G-MISで「(入院中のうちECMO・人工呼吸器管理中)、(入院中のうち人工呼吸器管理中(ECMOなし))」のいずれかの新型コロナ患者が入院
していた医療機関
人工心肺装置「ECMO(エクモ)」は日本に何台あるの?
・日本には1,400台のECMOがあり、世界でも有数の保有台数を誇っている
・ECMOの操作が可能な臨床工学技士は1,000人以下と少ない
・ECMO操作は2~3交代で24時間態勢で動かす必要があり、実際に常時実働できるのは300人程度になるとみられている
・さらに「医師」「看護師」「臨床工学技士」の3人でチームを組むため、臨床工学技士以外にも多数のスタッフが必要となり、治療にあたるスタッフが不足している
人工呼吸器の取扱台数は?
・病院数:7,244
・人工呼吸器:45,298
・うち小児用:15,202
・ECMO:2,208(ここでは2,208になっている)
https://www.jsicm.org/news/upload/jsicm_info_ventilator_200514.pdf
臨床工学技士が配置されている病院
・病院数:3,077
・人工呼吸器:35,319
・うち小児用:13,048
・ECMO:2,048(ここでは2,208になっている)
国内に人工呼吸器は約2万2千台、ECMOは約1400台ある
https://www.asahi.com/articles/ASN4K6D83N4KUPQJ00M.html
人工呼吸器および ECMO 装置の取扱台数等に関する緊急調査
https://www.jaam.jp/info/2020/files/info-20200306.pdf
エクモネット
全国のエクモや人工呼吸器の稼働状況をまとめたサイト「エクモネット」。都道府県別の数字などがリアルタイムで見られる
それに対して、入院が必要な患者数(令和3年8月31日0:00現在)
・陽性者数:1,465,437
・入院治療を要する人数:215,627
・うち重症者数:2,110
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html
前回も触れましたが、そもそも高齢者は新型コロナウィルスに関わらず、重症化しやすいので、一気に増えてしまうと、重症者に対する適切な治療を受けられなかったり、また対応できる人手が足りなくなってしまいます。
度合いによって、「呼吸が苦しくなったら酸素投与」⇒「それで無理なら陽圧をかけて肺を膨らませる」⇒「人工呼吸器」⇒「人工肺装置(ECMO)」と重症の度合いによって必要になるようですが、このECMOは緊急事態や本当に重症な人に使うもので、ECMOを扱える医師や看護師などの人材、また機械そのもの、感染症対応のICOの部屋など限りがあるとのこと。
そういった重症の方が同時多発してしまうと、医療のキャパを超えて重症者や必要な人に適切な治療ができずに医療崩壊につながる・・・と言います。(ECMOも足りなくなる、使える人材も少ない)
そして、若い人や元気な人は肺炎になっても人工呼吸器にいかない段階で回復しやすいようですが、高齢者の場合は一気に人工呼吸器が必要になるほど悪くなったり、なかなか肺の機能が回復せずに人工呼吸器依存になってしまって別の細菌性の肺炎を併発したりするケースがあるようです。
体の老化による余力や免疫力の違いが、若者と高齢者の重症化リスクを大きく分ける部分なのかもしれません。
ただ、エクモネットだけを見れば、素人目線では現状でもECMOにはまだ待機機材の余力があるのかな~という感じです。
(対応できる病院、人材などは限られているかもしれませんが)
ECMOは本当にヤバい人に使うもののようなので、中等症・重症の場合は、酸素投与、いっても人工呼吸器までのケースが多いのかもしれませんね。
先ほどもお話ししたように、
・治療には酸素投与、人工呼吸器、人工心肺(ECMO)なども用いられ、これらはウイルスを排除するためのものではなく、免疫によってウイルスを排除できるまでの時間稼ぎのためのもの
・これらの時間稼ぎの結果、免疫によってウイルスが排除されてサイトカインストームが収まれば症状は改善する
・が、サイトカインストームが進んでしまうと死に至ってしまう
ということなので、酸素投与、人工呼吸器と、ウィルスが排除されるまで病院で適切な処置を受けることができれば、生存率は上がるだろうし、自宅療養中に亡くなることも減るかもしれません。
5類に引き下げても各地の病院での対応、酸素投与、人工呼吸器等、対応できるかどうか?
対応できない地域はどうするか?
そして、2類指定だからこそ入院できなかったり、自宅療養になったり、救急車たらい回しにされたり、様々な制限を課せられたり様々な理由で大事に至った人、
5類にして想定される弊害、また仮に5類指定したことで今より感染者拡大した場合に大事に至った人、どちらが少なくなるのか、
またその場合、本当に感染者が増えるのかどうか、どれくらい増えるのか?(インフルなどを想定のベースにする等)などなど、色んな論点があろうと思います。
毎回不安を煽るメディア、情報が交錯する情報過多社会・・・、何が正しくて、何が間違っているのか?情報収集と取捨選択、分析の手間含め、なかなか簡単には判断できません。
それに情報ソースの信憑性もあるから余計に混乱を生みますね。
やはり自分なりに情報収集して、多角的に見て、自分で判断する、ということしか無さそうです。
次回は、色んな決断が迫られている時期なのもあり・・・、ワクチンについて調べてみようと思います。
家族、会社、プライベート、生活スタイル、リスクの比較、他人への配慮、嘘と本当、情報過多とデータ不足・・・
様々な思惑が渦巻き、現実と理想の狭間で葛藤していますが、様々な信用に値する情報・データ不足と選択肢が少ない中、決断を迫られているような感じです。
悩ましい・・・・
そんなこんなで、また次回。
それでは、アデュー。
【マーケッター・プロデューサー・自由人・スペシャリスト兼ゼネラリスト】
大学在学中にオンラインビジネスで起業。その翌年、県内初のLLPを設立し帽子屋を共同経営。その後WEBマーケティング会社の経営に参画し、海外輸入販売事業のグループ会社設立、実店舗経営など紆余曲折を経験しながら現在に至る。
3度の飯より筋肉。筋肉があればだいたいのことは解決できる。
ゴルフ部 部長/グルメ部 名誉顧問/スキー部 副部長/登山部 平(ひら)/ダイビング部 平/サバゲー部 平/筋トレ部 一人/
【座右の銘】「自分の限界は自分で決める」「青は藍より出でて藍より青し」