Save Our Space
こんにちは、おはまです。
新型感染症の影響により、
政府は多数の人が集まるイベントや
クラブ、ライブハウスなどの営業自粛を要請していることは、
皆さんもご存知のことと思います。
この「保証なしの自粛」によって、
イベントの主催者や関係者、経営者は多くのダメージを受けています。
そんな中、
カルチャーを発信し、
お客さんありきのビジネスであるクラブ、ライブハウスを
始めとした文化施設への助成金交付を求める署名運動が始まりました。
それが「#SaveOurSpace」です。
私もクラブ、イベントに遊びに行くことや
音楽関係者の知人、友人も多く、
都内でクラブを営業する知人からも、
「営業をやめざるを得ない状況で、
補償がない状況は死活問題である」
という話を聞いており、署名を行いました。
現在、この署名活動は、
各音楽業界や著名なアーティストの呼びかけもあり
30万筆以上の署名が集まったことが発表されました。
もちろん、クラブ、ライブハウスといった音楽現場だけではなく
飲食店をはじめ多くの業種が厳しい状況であるはずですが
こうしてSNSの呼びかけで30万票も署名が集まったことに
ジャンルや職業を超えたコミュニティの力を実感します。
今現在、感染症の拡大が危ぶまれている中で、
優先すべきは人命、感染拡大をくいとめること、早急な収束です。
安倍首相は3月28日、記者会見を開き、
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策などについて説明しましたが
イベント中止などが余儀なくされている文化芸術、スポーツ関連事業者への救済措置について
「損失を補填する形で税金で補償するのはなかなか難しい。
そうではない補償がないかということを今考えているところでございます」
として、税金を使った補償制度は実施しない方針を示しました。
人は音楽や映画、舞台、絵画などの娯楽・エンターテインメントがなくても生きていけます。
スポーツもそうですね。
しかし、それを生業としている人々が生活を危ぶまれている状況で
国の税金をつかって助成金を交付する必要があるかどうか…
皆さんはどう考えますでしょうか?
合わせて、こちらの記事もご覧ください。
ドイツ政府「アーティストは必要不可欠であるだけでなく、生命維持に必要なのだ」大規模支援
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/03/post-92928.php
衣食住や経済活動が回れば国は豊かになり、昨今の影響で停滞した経済は活発化することでしょう。
しかし、何かを想像→創造したり、クリエイティブな考えや活動は
文化や芸術によって育まれるものだと私は思います。
といろいろ書きましたが、まずは早急な、コロナウイルスの感染収束と、
私達の豊かで安全な生活が戻ってくることを願っています。
長くなりましたが
この記事の締めに、あるアーティストの言葉で締めたいと思います。
「音楽は役に立たない。
役に立たないから素晴らしい。
役に立たないものが存在できない世界は恐ろしい」
坂本慎太郎(ex.ゆらゆら帝国)