はじめに
2018年のクリスマス僕は、結婚を機に東京から沖縄の地へと移住してきました。 僕(東京出身)の移住の体験談を告白します。 ※嫁は沖縄出身
表題では適当感が半端ないですが、決して移住が嫌だった訳ではないです。
一説によると、沖縄県への移住者が年間2万5000人にも上るという。 その魅力と言えば、枚挙にいとまがない。
年間を通じて、過ごしやすい気候(クリスマスも半袖で過ごせる)
ゆったりとした時間の流れ(何曜日か忘れます)
国内屈指の透き通ったビーチ(宮古島の与那覇前浜ビーチは2017年世界No.1)
最近では、外国人観光客も増えて(2018年度300万人ちなみに国内観光客数は700万人)日本でも屈指の観光スポットとなった
そんな素晴らしい沖縄ですが、実際に何となくノリで移住した僕が実体験をベースにメリットとデメリットを包み隠さずシェアしたいと思います。
沖縄移住のメリット
- 1年を通して温暖な気候
- 花粉症の心配がない
- 満員電車の心配がない
- 美人が多い
- 家賃が安い
- 子供に優しい
沖縄移住のデメリット
- 仕事がない
- 騒音がうるさい
- 雨が多い(湿気が半端ない)
- 渋滞がヤバイ
- テレビのチャンネルが少ない
- 遊ぶところが少ない
メリット1.1年を通して温暖な気候
沖縄はクリスマスでも半袖で過ごせると言ったが年間の平均的な気温は以下の通りだ。
1月と2月以外は、最高気温が20℃を上回る。ちなみに東京の年間の平均気温は以下の通りだ。
ただ、残念なことに年間の降雨量がこのグラフからも分かるように東京が91日に対して、沖縄は111日と20日も多い。
メリット2.花粉症の心配がない
これは、東京在住時代は、僕にとっては死活問題だった。昨年も内地(沖縄の人は本土を内地と呼ぶ)では、花粉が猛威をふるっていたようだが、沖縄は無問題。
よく、沖縄には杉やヒノキが無いからだよと言う人がいるが、厳密に言えば、沖縄にも杉やヒノキも存在する。
しかし、圧倒的にその本数は少なく、 沖縄の森林面積の約0.3%にしか満たない。ちなみに東京は、森林面積の約40%が杉やヒノキを占める。
なぜ、沖縄に杉やヒノキが少ないのか?その理由は、ずばり太平洋戦争後の復旧の違いだ。
沖縄は、日本に1972年に返還されるまではアメリカの統治下にあった訳で、日本の本土が植林計画を実施している際に沖縄では杉やヒノキの植林が行われなかった。
メリット3.満員電車の心配がない
そもそも電車がない。ただし、モノレールはゆいレールと呼ばれるものが走っていて年間の利用者数は以下の通りだ。
パッと見数字だけ見ると多いのではと感じる人も多いと思うが、一応、参考までに東京の山手線の利用者数の数字も載せておく。以下の通りだ。
あくまでも、山手線の利用者は1週間で2820万人です。年間に直すと、14億6,640万人になる。圧倒的に少ないのが分かるだろう。
沖縄は基本的には、車社会で、 人口に占める自動車保有率も県民1人につき、ほぼ車1台の割合にとなっている。
※令和元年6月時点での車の保有台数は、1,163,348台(1,451,182人)
メリット4.美人が多い(イケメンも)
沖縄と言えば、美人が多い事でも有名だ。芸能人で言えば、安室奈美恵さん、新垣結衣さん、仲間由紀恵さん、満島ひかりさん、国仲涼子さん、黒木メイサさん、山田優さん、玉城ティナさんetc多くの美人を輩出している。
ちなみにイケメンだとGacktさん、ISSAさん、満島真之介さん、 山田親太朗さん、 etc
その美人(イケメン)の共通点としてあげられる特徴が、みんな目がパッチリで、彫が深い点だろう。この特徴は、実は歴史的背景から見ても理にかなっている。
日本には元々縄文人が居住していたが、弥生時代に弥生人が渡来して、弥生人と縄文人の血が混じった顔立ちになっています。
沖縄には弥生人の渡来が少なかったために、縄文人の血が色濃く残っているのです。※九州地方や、北海道に美人が多いのも同じ理由。
メリット5.家賃が安い
沖縄県はとにかく家賃が安い。実際に下の表を見比べて頂きたい
東京の約3分の1ほどで、ワンルームマンションに住むことが出来る。ちなみに家族で移住を考えている人向けに、3LDKの賃貸の家賃相場表も載せておきます。
那覇市内は、10万円を超えるものの、それでも3分の1で住むことが出来る。移住をする人が多いのも納得だ。
メリット6.子供に優しい
沖縄って子供がとにかく多いのです。なんと15歳未満の人口に占める割合は、17.1%です!東京都はちなみに 11.2% となっている。
また、出生率も45年連続全国1位という、前人未到の記録を塗り替えている。
しかしながら不名誉なことに18年連続離婚率全国1位という記録も出している
全国的に見ても特殊だろう。
話を本題へ戻すと、子供に優しい部分としてまずあげられるのが、 職場の人や沖縄全体が産休や育休に理解がある ことだ。基本的に、みんな家族を大切にするという文化が根付いている。
上記の事にも関係してくるが、基本的にみんな子供に対してフレンドリーな所も上げられるだろう。うちの息子が、じっと見つめるだけであらゆる人が笑顔で微笑みかけてくれる(完全なる親バカ)
充実した子育て支援の制度も整っている。中でも県内で使える(今は県外でも使える所がある)「おきなわ子育て応援パスポート」は便利だ。多くのレストランや、レジャー施設、デパートでお得なサービスを受けることが出来る。持っておいて損はない。
デメリット1.仕事が少ない
沖縄でよく言われるのが、沖縄は仕事が少ない問題。実際に昨年の新規高卒者の内定率(64.1%)と、新規大卒者の内定率(59.7%)と、全国平均を大きく下回っている。
沖縄労働局の調べによると、「企業が求人を出すタイミングが遅く、生徒や学生も就職への意識が低い」ことが挙げられている。
上記の内容を少し深掘りしてみると、沖縄県はそもそも日本でもかなり低所得者が多い県である。実際に厚労省の平成30年賃金構造基本統計調査によると、
全国平均306.2万円に対して、246.8万円と60万円ほど少ない。
仕事が少ない事の証明にはなっていないが、仕事が少ない事は、容易に想像できるだろう。
そして、これは義理の兄(妻のお姉さんの旦那)から聞いた話だが、会社の上層部が給料の大部分を牛耳っていて、管理職と一般社員の給料は、ほぼ変わらないと言う。つまり、給料の空洞化現象が慢性化している。
この事が気になってさらに調べてみたら、どうやら沖縄県の「優しい県民性」と「協調性」を重んじる風土が、逆に個人の成長を阻んでいるというのだ。
例えば、物凄く仕事の能力が高い人がいるとしよう。当然、そういう人は、社内での評価も高い。いざ、昇給の話を本人にすると、多くの人が辞退するというのだ。
理由は、同期に良く思われないからだ。自分だけがしゃしゃり出て、みんなに指示を出す立場になったら、今の人間関係が崩れるというのだ。
沖縄の県民性として、ある種の社会主義的なバイアスが働くから、誰かが一人だけおいしい思いをするという事が許されない。そういう事を仮にしてしまえば、その他大勢の現状維持派が潰しにかかる。結果、優秀な人材は、県外へと姿を消してしまう現状がある。
デメリット2.騒音がうるさい
これは、那覇市内ではあまり感じる事は無いかもしれないが(那覇空港の近くはうるさい)僕が住んでいる宜野湾市は、米軍基地がまだ稼働しているので、騒音がとにかくうるさい。
さすがに1年経った今となっては、気にもしない事だが、音に敏感な人は、米軍基地の近くに住むことはおススメしない。(生オスプレイを見た時は興奮した)
あと、余談だが未だに暴走族的な人々が深夜に出没する。たまに夜、その騒音で子供が泣くのは本当に迷惑な話だ。(個人的には、米軍よりもそっちの方をどうにかして欲しい)
デメリット3.雨が多い(湿気が半端ない)
メリット1の図で示した通りだ。中でも厄介なのが、湿気がすごいので、しっかりと換気をしないと、すぐに部屋中がカビだらけになることだ。
特に海の近くの家は大変と聞く。
これも小ネタだが、台風の接近回数は、日本でもトップクラスだ。台風銀座なんて言われることもある。ただ、ここで1つ僕もビックリしたのだが、沖縄には、台風が「通過」する事はあっても、決して「上陸」はしないという事だ。気象庁によると、台風の「上陸」の定義は、以下の通りだ。
じめじめ感が半端なくて、中には12月の真冬にドライを入れる人も。
デメリット4.渋滞がヤバイ
とにかく、沖縄の渋滞はヤバイ!Twitterにも多くの不満が寄せられています。特に通勤ラッシュと帰宅ラッシュは、ひどい。僕も通勤時、車で出勤するが普段なら15分で着くところが、ラッシュにハマると平気で45分とか掛かる。
渋滞にハマりたくないから、出勤時間を早める人が多かったりもする。
デメリット5.テレビのチャンネルが少ない
実は、沖縄は毎年、大晦日恒例のガキ使(日本テレビ)の笑ってはいけないシリーズが放送されない。僕は普段テレビはあまり見ないのだが、年末の笑ってはいけないシリーズは、内地にいる時も、ほぼ欠かさず観ていただけに残念だ。
お正月恒例の「箱根駅伝」も当然、視聴できない。
NHKを除いて、民放で映るのは、全部で3チャンネルだけだ。
具体的には、 琉球放送(RBC)TBS系列 沖縄テレビ(OTV) フジテレビ系列 琉球朝日放送(QAB) テレビ朝日系列 となっている。つまり、日テレ系とテレビ東京系の放送局は存在しないのだ。
ただ、全く放送されないというわけではなく、かなり時間差で放送される。笑ってはいけないも、翌年の1月~3月のどこかで、前半、後半の2日間に分けて放送されることが多い。
デメリット6.パリピにはちょっと物足りない
元六本木パリピ代表としては、沖縄県にあるクラブはちょっとパリピには物足りないかも。(沖縄県民の皆様調子乗ってすみません)県内で一番大きなクラブは、こちらなんですが、ちょいちょいでっかいイベントもやっているので、良いかなとは思いますが、ちょっとかかっている曲が若干R&B寄りというか、、、
普段、クラブ行かない人は十分に楽しめると思うのですが、普段から六本木や渋谷界隈で遊んでいるパリピからすると物足りないですね。断言します。
毎回、妻にこの話をすると、「や~だったら六本木帰れば」と言われます。
ただ、もうパリピは20代で卒業したので、沖縄では素敵なイクメン目指して頑張ります!!
まとめ
沖縄移住をして、早いもので1年が経ちました。最初は、一抹の不安もありましたが、住めば都。
ただ、もし移住を真剣に考えている人がいましたら、まずは半月なり、旅行ではなく、住むのに近い感じで、長期滞在してみる事をオススメします!
それをすることによって、旅行と住むでは全く違うものであると感じるでしょう。ちなみに僕は、移住してから1年経ちますが、一度も沖縄の海に入ったことがありません。 (海で泳ぐのは嫌いというわけではない)
東京に住んでいる人が実は、東京タワーに一度も登ったことが感覚に似ているかもしれません。
多少不便に感じる事もありますが、都会の雑踏に飽き飽きした人には、沖縄移住はオススメです!
YouTube担当の男。沖縄に移住して20キロ近く体重が増えた。
2021年は目指せマイナス20キロ。