気が付けばもう2020年が終わろうとしていますね。
誰か早送りでもした? 毎年そう疑いながら生きています。
ごきげんよう、ヘビ子です。
今年から始まったこのブログで、毎月1記事の最低限しかアップをしてこなかった私ですが、せっかくなので1年の振り返りをしてみるのも年末っぽいしいいなと思うのでやってみます。
年の瀬っぽ~い!
というわけでこれを見てください。
- 2020-01-31 iPad実機を触ってから一週間後には買ってた話
- 2020-02-27 【1公演中止で10億円の損害】コロナで中止相次ぐ…幻になってしまった舞台
- 2020-03-25 100日後に死ぬワニの100日目を体感した私の話
- 2020-04-30 チケット払い戻しで体感する「感情の変化」と日常に潜む「見えないワナ」
- 2020-05-29 Steam初心者 コントローラーに裏切られ怒りのamazon返品の巻
- 2020-06-30 生きるためにお金を使う
- 2020-07-30 禁煙に必要なたった二つの思い切り
- 2020-08-28 「いのちの輝きくん」とTwitter民の一大ムーブメント
- 2020-09-30 愛されるゲーム、愛してるゲーム-聖剣伝説3 25周年
- 2020-10-30 【漫画】ミステリと言う勿れ で「どんでん返しの両面焼き」にされて「爽快な後味の悪さ」を体感してほしい
- 2020-11-30 【おさんぽガイド】ふらっと行こう!博物館!
2020年が始まってから1月から11月まで、つまり先月分まで私が書いた記事の投稿日とタイトルの一覧です。
お気づきの部分ないですか。
そう投稿日!
ワニの話以外ぜーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんぶその月の最終営業日にアップしてます。
別に狙ったわけじゃないのに。
しかもワニの話も記事投稿を始めてから3か月目っていうところに余計に分かりやすさを含んでます。(1,2月がぎりぎりになってしまったから早めに投稿しようという気概が感じられる)
そう、私は…………
追い詰められないと出来ない子なのです!!!!!!!!!!!!
この結果を伴ってこんなことを言うと信じてもらえない確率1000%ですが、なんだかんだ記事に出来そうな話のストックは結構あって、見た映画の話や舞台の話に始まりせっかくだからと書いた自分の過去の話だったり、ラノベで流行ってる異世界転生に何故トラックが必要になったのか調べたら面白かったのでまとめてみたり、ブログ記事の書き方覚書を書いてみたり……わりと色々書いてはいるので毎月毎月、今月こそは2記事アップするぞ!と月初に目標立てするのですが気が付いたら月末になってるミステリーが毎月起こっていました。これは難解なトリックです。解ける気がしない。
という茶番はさておき。
気持ちでは毎月ちゃんと記事を早めにアップして出来れば複数記事を上げよう!という意気込みがあるにも関わらず、ご覧の通り1年で証明してしまいました。
目標を立てるだけでは実行出来ていない自分を。
でもね、これしょうがないんです。
遡って考えること十数年。
小学生の頃から私は変わっていません。
それを証明するのに最も簡単なもの……きっと身に覚えがある方も多いはずの……
夏休みの宿題。
もう答えを言わなくても分かると思いますが私は8月31日から取り掛かるタイプです。
中学生の頃なんか9月に入ってからレポートを図書館で1時間くらいで生成し2学期の最初の授業(提出日)までに仕上げるとか普通にやっていたのでした。
筋金入りのギリギリになってから取り掛かるタイプ…………
でもそういう人は結構多い。
類は友を呼ぶ、という言葉に代表されるように似た性質の人間があつまりコミュニティが作られるのはもはや当たり前で、だからこそ私の周りにもそういった性質の人間が集まりやすい、ということもあるけれど……
でもここでぜひ紹介したい論文がある。
なぜ私たちはいつも締め切りに追われるのか
http://ymatsuo.com/papers/neru.pdf
もう書き出しから「自分のことなのではないか」と思うくらい、まじめな文体で「〆切近づかないとやる気起きないよね~寝ちゃうよね」とか書いてある。
そんなまさかと思った方はぜひ読んでみてください。
論文なので文体は固いですが内容はこれ以上ないくらい身に覚えがあり笑えるものです。
ネルー値の提案とかギャグの領域だがこれは論文なのです。
※至ってまじめに言っています
という論文なんです。
要約するとなんでか〆切近づかないとやる気出ないよね、うっかり寝るし。とか書いてあるんですけど。
また、〆切が近づきなんとかしようとしたものの、残りの分量を見るにどうあがいても提出期限に間に合わない……そういう時にどうするか。
交渉して期限を延ばしてもらえないか、またどうにもできない事象に見舞われ難しくなってしまった、ということを説明してどうにかしよう、と思う人は大変多いかと思います。
そういう場合に先手を打ってくる先生もいらっしゃるようで。
おばあ様の死亡率はすさまじいそうなので、何か大切な〆切がある方はお気を付けください。
〆切、期限、納品日、入稿日、色々言い方はありますが守らないと何かしら不都合があるその日……色々とドラマがあるんですね……本当か嘘かの割合は……解明すると悲しいことになりそうだけど。
さて、では一転して夏休みの宿題を早めに終わらせるタイプの人間だとどうなのだろう、という疑問が起きました。
それを思ったのは他でもない私の友人に「夏休みの宿題を早めに終わらせるタイプ」がいたからです。
彼女は学生の頃は夏休みの宿題は7月中に終わらせて、現在も何か納期が発生するものをこなすときはスケジュールを立てはするものの基本前倒しでこなしていくタイプでした。
〆切過ぎてから本気出すタイプの人間の私からすると彼女は尊敬に値する人です。
どういう仕組みなのかシンプルに気になったので話を聞いてみると大変興味深いことを言っていました。
「なにか控えている状態が怖いからこなしているだけ」
だそう。
つまり、成果物を上げなければいけない状態を長引かせることが彼女にとってはものすごいストレスで、早く終わらせられるならそれにこしたことはない、だからその日の分をしっかりきっちり最低限こなすし、時間に余裕があれば前倒しでこなして予定よりも早く終わらせてしまう、だから当初のスケジュールよりも余裕をもって仕上げられる、ということでした。
私が「いやーやらなきゃなと思ってはいるけど寝ちゃうんだよねワハハ」というと「すごいね」と言われます。彼女にとっては耐えられないくらいの恐怖があるのに気にせずお前寝れるのかよ、ということらしくて。
こちらからすると、ちゃんと予定通りに手をつけこなしている彼女の方が10000000倍偉いしすごいと思うんですが……〆切ぎりぎりになってしまう人はどうやらハートが強いようなので今後もちょっとやそっとのことでくじけないかもしれません。しらんけど。
この話をした時、普段はあまり考えない人との思考の差がこんなにもあるのだな、としみじみ感じます。
だから今回の夏休みの宿題理論の話を聞いた時、ものすごく面白かった。
だって考えたことも無かったんです。〆切を抱えたまま寝ちゃえるのもある種才能なんだなってことを。
いや決して自分を正当化したいわけではないのですが、ひとつのことでもそれだけ違う思考になり、だからこそそれが行動にも影響している、と、知るのってものすごく面白い。
一見当たり前体操過ぎるんですがテキストに起こすと全然違って自分に吸収されることってありませんか。
この夏休みの宿題理論では特に全く違う、思いもしなかった思考と出会ったので余計にそう思ったのでした。
人間っておもしろい。
そして夏休みの宿題があったのは私は中学生までだったのですが、そのくらい前からの性質がぜんっぜん変わっていないというのが本当に面白すぎて。
きっと死ぬまで私は〆切が近づかないとやる気が起きない人間なんだろうな~~と思いながら2020年の思考のおしまいとしたいと思います。
習慣を意識して変えたり、意識して何かをしよう、とするよりも自然と動いてしまう自分の習慣を洗い出してスケジュールを予定通りこなせるようにくみ上げて生活に取り組む、ということをすればワンチャン、この性質も変えられるかもしれませんが、なかなか出来なさそうなので、たぶん、このままいくと思います。
そう、人間はそんなに変われないんです。
この記事の投稿日をご覧ください。
そこに答えがあります。
来年はひと月の間に2記事を上げる月を増やすことを目標に、また文章と遊びたいなと思います。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。
デザイナー。趣味は博物館ぶらつき、演劇鑑賞。各種遠征もするタイプ。
ここ数年で息をするようにグッズを買う癖がついてしまった。