知る人ぞ知る、通好みのパスタと言えば
「プッタネスカ」
イタリア語で「娼婦風」だ。
人生の酸いも甘いも知り尽くした娼婦が客引き用に作ったといわれるパスタ。
食べた男性は一発で胃袋をつかまれ、虜になったそうだ。
【レシピ】2人前
- スパゲッティー・・200g
- オリーブオイル・・60cc
- ニンニク・・2かけ
- 鷹の爪・・2本
- フレッシュバジル・・10枚
- アンチョビ・・6枚
- ブラックオリーブ・・20粒
- ケッパー・・30粒ほど
- セミドライトマト(あれば)・・6枚
- ホールトマト缶・・1缶(300gほど)
- 塩・胡椒・・適量
作り方
1)パスタを茹でる(1.7mmで沸騰したたっぷり4リットルのお湯で6分程度)
2)フライパンにオリーブオイルを入れ、鷹の爪、潰したニンニクを入れて
香りと辛みを引き出す。
3)フレッシュバジルを入れ、オイルに香りを移す。
4)アンチョビを入れ、細かく潰しながらオイルに旨味を移す。
5)ブラックオリーブ、ケッパー、ドライトマトを加え炒める。
6)ホールトマトを潰して加え、ぐつぐつ煮立たせる。
ここで、全ての素材のうまみをホールトマトに吸い込ませて、ソースにする。
加熱していくとホールトマトの色が、濃い赤から明るいオレンジ色に変わるので
色が変わったら、ソース完成。
アンチョビの塩分があるので、塩・胡椒は味を見ながら。
目安として塩2人分で4g程度。
味を見ながら薄ければ調節して。
茹で上がったパスタを加え、トマトソースの中で弱火で煮込む。
パスタを固めに茹で上げて、フライパンの中で、ソースを吸わせながら
アルデンテで仕上げるのがポイント。
加熱しながら混ていき、
パスタ・ソース・オイルが完全に一体化したら、完成。
盛り付けよう。
最後にフレッシュバジルを飾って完成。
とにかく旨い。
様々な素材の味が絡み合った複雑で奥深い味だが
一度食べると、絶対に忘れられずに癖になる。
ぜひ、材料を省略せず、分量をケチらず作ってみてほしい。
このパスタがプッタネスカ(娼婦風)と呼ばれる所以が
身体の芯から感じられる。
私の大好きな一皿だ。
元料理人。
50歳の時にフライパンからパソコンに商売道具を持ち替えた。
未だに料理するのが大好き♪