過去の事例から読み解く、緊急事態宣言解除で注意したいこと

緊急事態宣言が49都道府県のうち、39県で解除となりました。

依然、東京都や大阪府などの大都市、感染が広がっている北海道では制限が続きますが、それでも感染者数がかなり減ってきたことで緊急事態宣言が解除に至ったということですね。

こう見るとかなり感染が抑えられているのがわかります。

時々渋谷のスクランブル交差点のライブカメラを見ますが、圧倒的に人がいません。

こちら日曜の夜中なのでというのもありますが、それでもこんなに人がいないものかとビックリします!

これも政府が打ち出した8割人との接触を削減できれば、緊急事態宣言が早期に解除できるというのを多くの人が守った結果と言えるのではないでしょうか。

しかし、これで安心していいのかどうか・・・

緊急事態宣言が解除されて人との接触が増える可能性はありますよね。

それで新型コロナウイルスがまた感染拡大するのではないかという懸念がありますが、これを過去の事例からどうなりそうかというのを考察したいと思います。

知ってますか?スペイン風邪

スペイン風邪は1918年~1920年に世界中で多くの死者を出したインフルエンザのことです。

名称の由来は、ちょうど第一次世界大戦の時期で、スペインでの流行がすさまじかったことによるところから来ていて、スペインが発祥ということではありません。

1918年1月から1920年12月までで、世界中で5億人が感染したとされていて、当時の世界人口の4分の1に相当することから、

1918年パンデミック


とも呼ばれています。

死者は1700万人~5000万人と幅が広く、正確なデータはありませんが、相当な死者が出た疫病です。

このスペイン風邪ですが、今世界中で巻き起こっている新型コロナウイルスに比喩されて話をされることがあるんですが、個人的に特に興味深いのが収束後の動きです。

スペイン風邪収束後の動向が・・・

疫病は人から人へと流行していくのが常です。

14世紀にヨーロッパで流行した黒死病とも呼ばれるペストや、スペイン風邪、SARSや結核など、多くの疫病に対応して乗り切ってきた人類ですが、すぐさまワクチンが出来て対処できたわけではありません。

では、今回取り上げたスペイン風邪はどうだったのか?

以下朝日新聞が取り上げている、スペイン風邪の死亡者数の動向です。

https://www.asahi.com/articles/photo/AS20200313005081.html

フィラデルフィアでは初期に爆発的に感染が広がり、それに伴って死者数が多く出ていますが、セントルイスではゆっくり増えて収束に向かっています。

この違いは早期に集会の自粛など、人との接触を行ったセントルイスは顕著に抑止力として働いたということですね。

なので、今回の新型コロナウイルスに対する政府の対応が早期なのかどうか?

そこは分かりませんし、本当に早々に緊急事態宣言を行って活動自粛をすると経済活動が著しく低下するであろうというのも見えていたはずなので、そういう別の問題があることから判断を慎重に行ったという観点もあります。

それはさておきですが、早期に活動自粛を行ったことで死亡者数が抑えられたのは紛れもない事実です。

しかし、その後フィラデルフィアは一気に収束に向かっていますが、セントルイスは12月7日以降まで死亡者数がゆっくり上がっています。

これは何かというと、

緊急事態宣言を早期に解除したこと

によって起こったことです。

なので、今回39県で緊急事態宣言を解除することになりましたし、それによって経済活動が行われて、収入面での心配は排除されるかもしれません。

が、まだまだ新型コロナウイルスが猛威を振るう可能性を秘めているということを意識しておきたいです。

まとめ

ということで、まだまだ油断は出来ないということで我々も引き続き手洗いうがいなどの基本的なところは継続して行っていきたいですね。

心なしか、例年に比べて周りで風邪を引いた人が少ないように思います。

これはこれで、良いことではありますね。

ちなみに余談ですが、人口の6割だかがウイルスに感染すると収束に向かうと過去のデータから言われています。

なので、それをフランスが真似て人との接触を排除しない方針で取り組んでいましたが、爆発的に感染して病床が足りないという悲惨なことになってしまったため、早々にそのやり方を止めたそうです。

集団感染、、、本当に恐ろしいですね。

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