楽しみにしていた舞台が昨日急遽千秋楽を迎えてしまいました。
悲しみの海、ヘビ子です。
未だ終息が見えない新型コロナウィルスに関する様々なこと。
マスクは無いし感染は広がるし見えないウィルスに恐怖を感じますが、それ以外にもとにかくダメージが大きい。
そう、娯楽が殺されている。
報道もされましたが昨日(2/26)には当日になって有名アーティストのコンサート中止が相次ぎました。
一部記事によるとドーム公演は中止になると実損2億円、その他グッズなどで得られる見込みだった利益も加味すると損害は10億円をくだらない……というめまいがするような金額の損害がおこるそうです。
参考→https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200227-02260309-sph-ent
そんな金額が動くものは、そう簡単に中止には出来ないだろうけれど、しかし感染拡大抑止のためという理由で、中止にせざるを得なかったのでしょう。
公式がそう発表したのならもうどうしようもない。
見られるはずだった、楽しみにしていた〝夢のような公演〟は、本当に夢幻になってしまったのだ。
でも私はあの場所でペンライトを振りたかった
さて冒頭の話に戻りますが、今週末私はとある舞台に出かける予定でした。
本来であれば3月初旬に千秋楽を迎えるはずだった舞台でした。
しかし昨日あまりにも突然に、昨日が千秋楽になってしまった。それも当日、公演が始まる前に告知されて。
つまり予定されていた今日も明日もあるはずだった、今後の公演はすべて中止になるということ。
そんなことあるんです??あっちゃったんです。
現地組の話によれば、開演前にキャストが舞台に出てきて「明日以降の公演が中止になる」という旨を発表、混乱を招くのでSNSには書かないでほしいと言われたと。もちろん会場は阿鼻叫喚。
報告主は泣きながらペンライトを振ったといった。それはそうだ。なぜ推しから死刑宣告を貰わねばならないのだろう。現地組の心情を察するとひたすらに胸が痛い。
そして当日のためにネタバレを回避していたこれまでが余計むなしくなってしまった。
これは感染拡大を抑止する目的で、健康面への配慮や風潮からみても仕方ないことだったんだと思う。
ここで下手に公演を続けた方がマイナスに振り切れることもあるのでタイミング的には政府発表のあった昨日に決断するしかなかったのだと推察する。
でも、でも、そんな簡単に割り切れるものではない。
仕方ないのだと自分に言い聞かせながらも、私はあの場所で、ペンライトが振りたかった。笑顔で応援したかった。
どうしても片付けられない、仕分けできない感情というのは、人間だもの、あるのです。
中止されると色々困る
中止されると何が起こる?
交通費の払い戻し、ツアーの解約その他処理が待っている。
そう、遠征組には――――
私は幸いにも遠征を必要としない地域に住んでいて、かかっても往復数千円内には収まる。
しかし、この舞台のためにと日本全国から人があつまる。
そうすると何が起こるかと言うと、所謂「遠征費」がかかるのだ。
一番貢いだ先は推しじゃなくてJRなどと揶揄されるほどに。
考えるだけで頭が痛くなる。
楽しみにしていたはずのものに使うためならと出したお金。それをむなしく払い戻し。
払い戻しも100%出来れば御の字、しかし心に傷は負う。
時期によっては50%しか戻ってこないこともある。これ以上傷を負えというのか。
まるで将棋倒しのようにあらゆるところで痛手を負う。
それは客側でも、興行側でも、はては大規模イベントがあるからと見込んでいた周囲の飲食店などにも利益という面で痛手だろう。
あまり考えられない私ですら打撃を受けるところが思い浮かぶのだから、実際はもっと悲惨な状況なのでは。
考えても仕方ないこともあるけれど、2011年の時に感じた「いやな自粛ムード」に似た何かを感じ取ってしまう。
いつになったら終わるのか
おそらくみんなが思っている。
ニュースでは新しくどこで亡くなった方がいるのか、新しい感染者が、全国での発症者のまとめが、と憂鬱な情報ばかりを届けてくる。
解決に向けての明るいニュースは無い。
一体いつになれば終息するのだろうか……
未だ見えない出口を探して暗くて怖いトンネルをさまよっているようだ。
そんな時こそ推しを愛でて元気になりたいが、今日も更新され続けるありとあらゆるイベント、舞台、コンサートの中止のお知らせに丁寧に心を折られています。さらばバーイベ、さらばリリイベ。
今後参加を予定しているイベントもまだ告知が無いものもありますが、中止になるんだろうなあと今から心の準備をしています。致命傷ですませられるよう心がけていきたいですね。
デザイナー。趣味は博物館ぶらつき、演劇鑑賞。各種遠征もするタイプ。
ここ数年で息をするようにグッズを買う癖がついてしまった。