がんばれEpicGames

社内SEのきたろうです。

フォートナイトの乱

フォートナイトの乱と呼ばれる事件がIT業界で勃発しているので、開発者(ゲームではないですがw)
としてはちょっと気になっています。

『フォートナイト』 とは バトルロイヤルと言われるジャンルのゲームタイトルのことで、

この開発元 『EpicGame』と『Apple』が揉めているというものです。

『フォートナイト』は登録ユーザ数3億を突破、ゲームジャンルでは一番Appleに手数料を払っていると言われているモンスタータイトルです。

それがAppleStoreから締め出されてしまった。。という事件です。

経緯

■8/13…『EpiGames』が『Apple』を独占禁止法違反で提訴
 →売上の30%が手数料というのは法外に高額で、オープンな競争を阻害するというスタンス。
 →手数料の問題提起のために揶揄するPR動画も作成済みで用意周到に。

■同日に『Apple』が 『フォートナイト』を ガイドラインに違反しているとして 『AppleStore』から削除
 →アプリ自体の30%という手数料に合わせて、アプリ内の課金もApple決済システムを通すルールになっている。
  今回『EpicGames』が独自に用意した決済システムを使用することにより、Apple決済システムを回避したことがガイドライン違反。

■8/14…8/28までに対処しなければ『EpicGames』のApple開発者アカウントを削除すると警告
 →開発者アカウントが剥奪されれば今後iOS、MacOSのアプリが開発できなくなる可能性大。
  また、『UnrealEngine』を使用しての開発ができなくなると、このエンジンを利用しているサードパーティも同様の結果となる。
  『UnrealEngine』とは、同社がリリースしているゲーム開発用エンジンで、利用条件がデベロッパーにとって有利なため特に重いタイトルで好んで利用される。

■8/21 『Apple』が『Epic Games』が特別扱いを求めていたと証言
 →『EpicGames』だけに有利な条件を打診したというエビデンスを『Apple』が示したが、実際は全てのiOS開発者が享受したいというものであった。。

iOSで『フォートナイト』をプレイしていたユーザを巻き込み、泥沼になっています。

『Google』にも

『Google Play』も同じ手数料30%なので、『Google』にも同じような対応を取っています。
でも実際の売上が圧倒的にiOS上なので『Android』はポーズみたいなものでしょう。

『フォートナイト』に限らず同じ有償アプリを『iOS』と『Android』でリリースしても、なぜか圧倒的に『iOS』の方が課金率がいいらしいので。

『Apple』が言う、全てのベンダーから一律30%の手数料を取っているという話も、AppleTV上で購入するAmazonプライムのコンテンツは手数料15%だったりするので、
そのへんのダブルスタンダードが不信感を買ってるのかもしれません。

明らかに異業種の、『Apple』のブランドを棄損するはずのない無関係なロゴとかの会社に噛みついたりとかのマイナスイメージもあって。

ま、『EpicGames』も独自のストアをローンチして、同社のコンテンツを『Steam』(PC上のゲームストアのデファクトスタンダード)には1年後にリリースとか

そうこうしているうちに、ストア戦略に失敗した『Microsoft』がコメントを出したり、判決が出はじめたりしています。

ま、『EpicGames』も自社のストアにしか最初リリースしない(Steamにはかなり後にとか)とかやってはいましたが、もともと開発者がオーナーの会社であり、

よくも悪くも開発者目線なので応援していきたいです。

2件のコメントがあります。

    1. ほんと、気になりますね。。
      ゲーミングPCを買わされるかもですよw
      Epicだけでは心もとないですが、FBやMicrosoft、Spotifyなどが応援するかもですねw

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