ロジカルシンキング(論理的思考)が簡単に出来るようになる5つのコツ

「ロジカルシンキング・・・?ダルッ・・メンドクサ・・っ!」

そうなる気持ち、よくわかります。このテーマは本屋に行くとほぼ9割ハードカバーですからね(笑

とはいえ!このロジカルシンキングはメリットが多いスキルです。日常的に出来るようになると仕事もプライベートも、趣味も雑務もあらゆることが上手く行きやすくなります。

そこで今回はロジカルシンキングを速習することを目的に。ハードカバーの分厚い本を読まなくても“今やるべきこと”がわかるよう5つのポイントにまとめてみました。

では早速内容に入っていきます。

1.「結論」が先。「理由」はあと。

企画を出したり、提案したり、上司への報告連絡相談など、何かを伝える機会は多いと思います。特に入社直後や、新規の事業立ち上げの場合は相当な回数と時間をコミュニケーションに使うはず。

そういうシーンでやりがちだけどやっちゃいけないのが「内容がまとまってないのに話を持っていくこと」です。

「結論」が先です!

その後に理由を伝えましょう。

雑談ならなんでもOK。だけど、ホウレンソウは単刀直入にが基本です。相手も忙しいですし、“何が言いたいかわからない報告”は受けたくありません。

でも、冷静に現場を見つめるとこういうシーンって多くない?

もし・・・

  • ・「話が長くない?」
  • ・「どういうこと?」
  • ・「結局何が起きてるってこと?」
  • ・「そのためにはどう動けば良いと思う?」

・・・こんなセリフで返された時は要注意。おそらくロジカルシンキングから遠い位置にいるはず。ロジカルシンキングは慣れなので、何度もやっていくうちに思考が鍛えられて、自然と出来るようになっていきます。

でも意識しないと身につかないので、意識することが大事です。

2.結論を証明するために「理由」は複数用意

「結論」の後は「理由」です。

ロジカルシンキングではこの2つはワンセット。焼肉には絶対タレがいりますよね?同じくらいのセット感です。常に一緒に考えないといけないです。

ロジカルシンキングが出来ている人は「結論」と「理由」を行ったり来たりしながら考えるので何か事象が起こると原因を探すクセがついてます。なので何かを伝える場合は結論から入って、理由を1個目、2個目、3個目・・・と、その結論になる理由を伝えると上手く行きやすいです。

トレーニングを続けていくと、自然に「理由」を考えるようになります。すると会話や議論のレベルアップが起こるので、仕事が各段にスムーズになっていきますよ!

3.図にする

図にすると「視覚」も使えるために、より正確に情報を伝えることが出来ます。

最初の内は多少時間がかかっても図にしていいと思います。こんな感じ。

これを繰り返していくと、自然とロジカルに考えれるようになっていきます。

プロジェクトが大きくなればなるほど、このロジカルシンキングが出来ないと辛くなっていくと思います。説明が難しいのですが、、、簡単に言うと話が前に進まなくなっていくんですよね。これは僕の体験談でもあるので、上を目指すならロジカルシンキング必須。

ロジカルシンキングに慣れてくると提案や企画書もスムーズに作れるようになるはずです!

4.「理由」は深堀りする

結論に紐づく「理由」は深く掘り下げることが大事です。

この掘り下げ方は凄く簡単。『なぜ?』を問い続ければいいです。

【例】結論:売れない

  • ・理由1:コンセプトが伝わりづらい
  • ・理由2:値段が高い
  • ・理由3:案件そのものが弱い

という考え方で進めるとしたら、『なぜコンセプトが伝わりづらいの?』『なぜ値段が高いの?』『なぜ案件が弱いの?』という『なぜ?』を入れて行きます。すると複数の理由が生まれてきて・・・

・・・と、このように理由が深掘られていきます。

こうやって「なぜ?」を問い続けていくとどこかで「なぜ?」が無くなります。その時点で図は完成。論理的思考が出来た状態となります。

5.客観的証拠をあつめる

さらに次のステップに進みます。「なぜ?」が無くなった後はデータを付け加えて完璧なものへと仕上げます。

自分が考えた論理的思考(上の図のようなもの)は所詮どこまでいっても主観でしかありません。根拠も何もない、自己中心的な考え方なんですね。ではそれを“誰が見ても同じように思う”ようにするにはデータが必要になります。

はい、客観的証拠です。

統計データや、アンケートや、一次情報、政府が出している情報、新聞情報、専門家が取っている数字や、他同類のもの。こういったものを付け加えるとより強固な内容になります。

全ての理由に「証拠」があるのがベスト。ただ細部の細部になると証拠が用意できないことも出てきます。そういった場合は上司の経験や判断を仰いだり、市場リサーチを続けるなどで解を探しにいくのが一般的です。

ロジカルシンキングのメリット

ロジカルシンキングが日常的に出来るようになると日常の色々な問題が解決しやすくなります。

  • ・リサーチが効率化される
  • ・会話が謎に飛ばなくなるし、飛んでもすぐに戻れるようになる
  • ・目先の感情に惑わされにくくなる
  • ・提案や企画が通りやすくなる
  • ・仕事の修正がしやすくなる
  • ・議論になる

『なんでウチの上司はわかってくれないのかな~』となりがちな議題はロジカルに組み立ててから話をすると良いかもですね!

ロジカルシンキングのデメリット

良いことばかりのように聞こえる一方。デメリットもあります。

  • ・間違った結論なのに正当化してしまう可能性
  • ・感情を無視して会話をしてしまう可能性

「間違った結論の正当化」、「感情を無視」この状態で突き進むとコミュニケーションでトラブルが起きたりするので要注意ですね。

まとめ

ロジカルシンキングは仕事を効率的に進めていく上では必須なものと考えた方がいいと思います。慣れれば慣れるほど仕事がスムーズに進んでいきますし、「仕事が出来る」と言われている人のほとんどがこのロジカルシンキングが高いレベルで行われています。

なので身近にすごい人がいるならば色々聞いてみるといいかもしれません。

あと、ロジカルが進みすぎると人間っぽさが無くなっていくこともあるのでバランスには注意が必要ですね!