父親の宿命。そして現実とのギャップ

ハイロックス代表の「ひだりした」です。

2022年はついに40歳を迎えます。

子供の頃、20歳だった頃、30歳の頃どんな40代の自分を想像していただろうか?
常に「なりたい自分の姿」を想像しながら走り続けてきましたが、果たして今その姿に近づけているのか?

その答えは実際にそのときになってみないとわからないだろうし、40を超えて走りながら答え合わせしていくしかないのでしょうきっと。

現在は39歳な僕ですが、それなりに健康には気を使うように心がけ、特に日々の食事のバランスだったり定期的に運動することは強く意識しています。

心は若く、そして外見も若く。

そのためには、食事と運動はまず前提条件だと思って、ここ5年くらい強く意識してきました。

しかし?!?!

そんな僕を絶望のどん底に落とす事件が起こりました。。

これはもしかしたら、他にも経験がある人もいるかも知れないし、きっとこれから経験するだろう人もたくさんいるので心して聞いてほしい。

運動会には気をつけろ

2021年12月17日(金)
天気は忘れました。体調はまぁまぁ。

さて、この時点で9割9分ネタバレしてしまったのですが、パパさん達よ聞いてくれたまえw

よく聞いたことがないですか?

ある場面において、

「自分がイメージしている走りと実際の走りが全然違う・・・」
「想像に身体が全然ついてこない・・・」

そう。子供の運動会での父兄リレーです。

若かりし頃、学生の頃、足がそこそこ速かった人も多いと思いますが、長年の運動不足が続くと、まったく速く走ることができなくなります。

想像よりも全然、脚が上がってないですし、脚が全然回転していません。

そうです。あなたの脚はとても遅いのです。

これでも二児の父であり、数々の運動会を経験し、時には失敗(転んだり、転んだり、転んだり)をしながら、運動会の無難なやり過ごし方を学んで来たつもりです。

■運動会の鉄則
・全力で走るな!コーナーで曲がりきれなくて転ぶぞ
・全力で走るな!身体がついてこなくて転ぶぞ
・全力で走るな!終わったあとに息切れして倒れるぞ
・全力で走るな!接触が発生したら怪我するぞ

・・・何があっても全力で走ってはいけないのです。

全体的に、6~7割くらいのペースで流しながら、直線のところだけ全力を出す感じ(8割くらい)でいくと、いい感じにやり過ごせます。


チームの勝敗よりも大事なものがそこにはあるのです。

しかし、あの日はそうゆうわけにはいかなかった・・・

お気づきだろうか・・・?

この運動会には日本国外の方々が多く参加してらっしゃるのだ。

そして僕は残念なことにノリの良いママのおかげで父兄リレーに出場しなければならなくなってしまった。

彼らは本気だ。

本気で走り、本気で応援している。

僕には聞き取れない言葉が飛び交っているが、空気感的にとても手を抜ける雰囲気ではないw

それでも僕は大丈夫な自信があった。

コーナーは転ばないようにゆっくり走り、直線を全力疾走で翔け抜ける。

これまでの経験を活かし、一生懸命な感じでやり過ごそうと。

運命のとき

しっかりとプランニングがされているとはいえ

▶ 接戦だと非常にやりづらい。(より一生懸命な人と隣になったときにすぐにバレる)
▶ しんがりだと手を抜くなんてもっとやりづらい。(周りからの視線が痛い)
▶ ならばいっそのこと、トップの状態でバトンを貰った方がやりやすい。

いずれにしても作戦どおりやればなんとかなるだろうと考えていたら、いつの間にか僕の番。有り難いことにトップでバトンが回ってきました。

バトンの受け渡しは注意してくれぐれも落とさないように。
バトンという走る前に大事な儀式さえ乗り越えてしまえればあとは大丈夫だ。

そして無事にバトンを受取り、最初のコーナーをゆっくり助走をつけて周り、直線に差し掛かり、「さぁここだ」と右足を踏み込んだ瞬間、、

右脚の踏ん張りがきかず一気に膝から崩れ落ちました。

周りに誰もいないのに
1ミリの障害物もないのに
崩れ落ちていきました。

やべぇぇ、、、、、、、、、
超カッコ悪い、、、、、、
太ももめちゃ痛いんだけど、、、、
でも走らなきゃまずいよこれ、、、

一瞬、パニくりましたが、それよりもリレーを中断するわけにはいかないのでなんとか走りきって次の走者にバトンをつなぎました。

バトンを渡したあとはチームの輪に戻ることなく、僕は静かに脚を引きずりながら会場の外に出て、そこで改めて「うん、脚めっちゃ痛い」ということを実感。

このまま最後まで会場にいられる自信がなかったので、足を引きずりながら病院へと向かいました。

そして、肉離れという残念な結果に。。。

理想と現実は違う

そんなことはわかっていました。
短距離走のランナーのようにかっこよく走れるなんて微塵も思っていません。

だからこそ、自分のことをわかった上で、最適な走り方をチョイスしたつもりです。

それでも、自分の想像していたよりも身体がポンコツだったってのはもちろんなのですが、やはり準備不足だったことは間違いありません。(言い訳をするならば、そもそも父兄リレーに参加するつもりはなかった・・)

普段からジムに行ったりウォーキングをしたりと運動することは心がけていますが、目的は「筋肉増量」や「有酸素運動によるカロリー消化」となり、短距離で速く走るために、長距離走で速く走るために、運動をしているわけではありません。

使う筋肉も違うし、力の入れ方も違う。
普段からやっていない筋肉の使い方をしようとしたせいで、身体がきっとびっくりしたのでしょう。

短距離走をするのならその準備が必要だった。
しかし準備ができていなかったから残念な結果になった。

ただそれだけのことです。

まとめ

さて、この記事を書く際のテーマは「準備の大切さ」であり、すべての結果は準備に起因するんだよということでした。

準備不足やリサーチ不足がその結果を招いているから準備はしっかりしようねというテーマのはずでしたが、なんだか言い訳がましい文脈になってしまったところで文章を直さず終えようと思います。

最後に。

冒頭、僕はこのように書きました。

子供の頃、20歳だった頃、30歳の頃どんな40代の自分を想像していただろうか?
常に「なりたい自分の姿」を想像しながら走り続けてきましたが、果たして今その姿に近づけているのか?
その答えは実際にそのときになってみないとわからないだろうし、40を超えて走りながら答え合わせしていくしかないのでしょうきっと。

運動会で転ばない40代を目指していきたいと思います。

このしょうもない記事が一人でも多くのパパさんに届くことを願って。