君は『よなよなラボ』を知っているか?

こんにちは、イケミヤギです。

沖縄にも徐々に冬の兆しが近づいてきていますね。

夜中に半袖で外に出るのがツラい時期になってきました。

特に僕は朝の体温が35℃台なので、朝が冷えてくると本当に起きるのがツライです。

さて、今回のブログネタは「君はよなよなラボを知っているか?」です。

なにそれ?

と思われた方もいると思うので、
お伝えすると「よなよなラボ」はNHKで放送されているテレビ番組です。

よなよなラボ – NHK
https://www.nhk.jp/p/yonalab/ts/9NN8M5XR8Y/

メインのMCは「岡崎体育」と「ヤバいTシャツ屋さん」です。

ただ、アーティスト2組が番組MCをしていますが、音楽番組ではありません。

実は、先日テレビを見ている時に始めて見まして・・・

衝撃を受けました。

なんだこれ

テレビ番組なのか????

最初は理解が追いつかずに、妻と画面を眺めながら5分ほど何も喋れずにいました。

何がそこまで衝撃だったのか?

それは、このテレビ番組の構成です。

よなよなラボの公式に記載された番組概要を引用したいと思います。

「想像以上にスマホだけで作っているテレビ番組。MC岡崎体育&ヤバイTシャツ屋さんが、真夜中にスマホでつながり、“じぶん的無敵ライフ”を考えます。日常的なテーマをきっかけに多様なスタイルや生き方に出会う、スマホ画面のみの60分。」

そうです。

この「よなよなラボ」という番組は、
全編通して「スマホの画面」のみで進みます。

スマホ画面のみです。

「スマホのカメラで撮影した映像を使っている」とか、そんな甘っちょろい話ではありません。

スマホの画面のみで構成されたテレビ番組なんです。

どういうこと?と、思うかもしれないので、公式Twitterに掲載された過去の放送の一部切り抜きを見てもらいたいと思います。

https://twitter.com/nhk_yonalab/status/1286209699826642945?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1286209699826642945%7Ctwgr%5E&ref_url=https%3A%2F%2Fpublish.twitter.com%2F%3Fquery%3Dhttps3A2F2Ftwitter.com2Fnhk_yonalab2Fstatus2F1286209699826642945widget%3DTweet
https://twitter.com/nhk_yonalab/status/1307635973304381441
https://twitter.com/nhk_yonalab/status/1274552946072510464

あとは・・・

YouTubeに転がっている動画をいくつかピックアップ

ね?

めっちゃスマホ画面のみでしょう?(笑)

先日この番組の作り方にわりかし衝撃を覚えてしまったというか、ハッキリ言って脳みそに雷がドガーっと落ちてきたほどのショックを覚えてしまいました。

なぜそこまで衝撃だったのか?

まず、この番組の作り方として「面白い」「普通と違う」という感覚になるのは分かると思います。

ただ、この奇を衒うということ自体は、他の方法でも全然出来ることなんですよね。

例えば、テレビ番組なので「ノー台本でアドリブだけで番組を進行する」とか、

「全てを実写ではなく3Dアバターで番組作る」とか、まぁ普通とは違うことをやることは、出来ないことはないんです。

ただ、この「よなよなラボ」の作りって、ものすごく「自然」なんです。

ある種、スマホ時代の「当たり前」で作られた番組だなという衝撃です。

番組中にゲストを呼ぶときは「リモートのビデオ通話」で参加してもらう。

これって友達と家にいながら通話するときには、もはや「当たり前」になっていますよね。

今の時代「え?テレビ電話で話したりするの?」みたいに驚く人はほぼいないはず。

それくらいLINE通話をすること、とか、ビデオ通話で話すとか、そういうことって特別なものでは無くなっていますよね。

だからこの形っていうのはある種「当たり前」なんですよね。

映像制作をしている身としても、やはりゲストは近くにいるべきだし、それが「ベスト」だと思っていましたけど、

リモートだからこそ表現できることってあるよな。という考え方を与えてくれました。

それもそのままスマホでやっちゃうの?

さらに番組の中で

「ちょっと前に僕自炊したんで、料理の写真見てもらっていいですか?」という発言があり、その料理の写真を

「LINEのチャットで画像を送る」んですよね。それでそれを画面キャプチャーして、そのまま放送に乗せる。

他にも「●●さんって言う人がいるんですけど~」と話をするとき、

「そのままYouTubeでその人の動画を検索して、流してしまう」とか。

もうスマホで出来ることをふんだんに使っているわけです。

別にVTRを別で用意することなんて必要ない、写真も編集で差し込む必要がない、その場にいる必要がない。

他にも

・番組中にゲストがインスタライブを始めたら、それがそのまま通知に表示される
例えばそれが koyammerがライブ配信をはじめました みたいに表示されるから、誰が始めたのか?っていうのも視聴者も分かる。放送外のバックグラウンド感も味わえる。おもしれーーー
・料理しますっていう企画のとき、資料は全て写真フォルダに入れて、それを表示する。
・ゲストをビデオ通話に誘う前に「これからいけますか?」というLINEを入れるところもそのまま表示する

などなど・・・

スマホだからこそ出来ることだったり、スマホではいつも当たり前にやることっていうのを、ふんだんに使って番組を作っています。

いや、自由すぎか!!!!

と思いつつ、この自由感が今の世代の子がインスタライブをやったりする当たり前の感覚なんだろうなっていう事に気付かされたわけです。

気になる人は見てみてくれ

ということで、割とここ最近で衝撃だった「よなよなラボ」のご紹介でした。

改めて思ったのは「ユーザー目線に立つこと」という言葉の意味ですね。

誰の目線、どの目線、どういう目線、様々ある中でしっかりと軸を作れれば、こういう尖った上で、さらに面白いものが作れるなという感動がありました。

よなよなラボはNHKオンデマンドでも配信されています。

テレビで見る場合は「NHK 総合 毎週日曜 午前0時35分」から放送のようです。

ぜひ見てみてください。

PS.そういえば僕、結婚しました(まだ言ってない人もいる気がするので)