4日間の撮影合宿を終えて|映像としては残らない撮影の裏側

こんにちは、しょうです!

前回の記事「心洗われるスポット「知念岬」目指してツーリング」では遊んでるなぁ~雰囲気満載(満載ではない?)の記事をお届けして「仕事やってるの?」なんて突っ込みどころを残したわけですが。

ゴリゴリ仕事もやっております!

僕の仕事の一部として絶対に外せないものに「動画撮影」があるんですね。これが中々精神ピリピリする世界でして。どんな感じで撮影しているのか?どんな流れで撮る?などなど記事にしてまとめておこうと思いました。

撮影までの全体の流れ

「撮影」と言ってもカメラ用意して録画ボタン押せばOK!という世界ではありません。良いものを作るためには、その裏側で様々な準備が必要です。企画、企画に合う会場手配、出演者の日程調整、台本の用意…などなど。撮影日までにやるべきことはたくさんあります。

撮影までの流れをざっくり書くと…

  1. 1.企画
  2. 2.日程調整
  3. 3.台本制作
  4. 4.会場手配
  5. 5.機材用意
  6. 6.読み合わせ・顔合わせ
  7. 7.セッティング
  8. 8.撮影

という手順で前に進めていきます。

一番時間がかかるのが企画。そして次に台本作り(この時間をかける場所は人によって変わると思います)。あとはこまめに調整を繰り返し、撮影に臨むというイメージです。

様々な箇所に気を使いながら進めていくわけですが、複数あるステップの中でも毎回注意しているところが以下の5つです。

1.企画

企画は「こちらが思い描いているもの」と「相手が思い描いているもの」、そして予算や時間や場所や能力を踏まえて「具現化か出来る内容なのかどうか」をトータルで考えて最適解を出さなければいけません。

特に初めてのお取引や、相手の能力や知識・技量が未知の場合は様々な可能性を想定しつつ話を前に進めていく必要があります。そしてその初取引ケースの場合はスタートから撮り終わるまでずっと気を張ることになるので乗り越えどころ。

3.台本制作

話がまとまった段階(お互いの認識すり合わせと、技量確認など)で台本の製作をスタートさせます。

台本はこんなイメージ。

これもディレクターのタイプでやり方が変わるようですが、僕はより具体的なイメージを沸かせたいという理由からセリフ・フレーズで台本を作っていくことが多いです。

4.会場手配

企画や台本を作っていきながら会場のリサーチも行っていきます。会議室でOKな内容であればそこまで困らないですが、ちょっと雰囲気を変えたいなどがあると会場探しでなかなか苦労することになります…。

今回は真面目スタイルとカフェっぽい雰囲気の2種類を撮りたく、この2つの会場を選びました。

いざ行ってみると天井が低かったり、照明が弱かったりするのが会場選びの難しいところ。ちなみに、今回のこの会場は2か所ともに「音」が大問題でした。隣がガソリンスタンドでトラックのピーッ!ピーッ!という音や洗車の音が酷かったり、工事の音が一定時間すごかったり…。

こういったイレギュラーを事前に防ぐのも大事だし、いざその状況になってしまったらその中でどうにかやるしかないです!この辺は経験が大事だなぁと毎回思うところですね。

7.セッティング

撮影当日会場に到着したらすぐにセッティングを行います。

2枚目の写真の方でピンマイク5チャンネルで足元はケーブルだらけ。セッティングに少し時間を要しましたが、ここもなんとかクリア。人数集めに苦労しただけあって、ここでは中々いい話が撮れたと思います。

8.撮影

そして撮影です。

ここからは出演者と頻繁にコミュニケーションとりながらです。もう一度大事なポイントを打ち合わせしたり、本番前の再読み合わせをしたり、少しずつ予定しているシーンを撮っていきます。

一番大事なのは出演者に「気持ちよく話をしてもらうこと」だと思っていて、会場の雰囲気作りから、リラックスできるアイテムを用意したり、休憩タイミングを指示したり、ここでも方々に気を使います(笑

…とこんな感じで合計4日間の撮影終了!クランクアップです!

そして…今回の撮影のためにイケミヤギさんには苦労をかけました^^;

彼が抱えているもの全て撮影用機材です。戦場カメラマンを彷彿とさせますね(笑 ホント4日間お疲れ様でした!あざした!

まとめ|4日間の撮影を終えて

何度やっても思うけれど撮影はすごく大変です!それは間違いない!

ただ、苦労して作る反面、自分が思い描いているものがその通り形になったり、出演者の方に「仕事がしやすかった」や「やりすかった」など言ってもらえたり、完成した動画を見た方から「面白かった」と言われた時にその苦労が報われるんですね。やってよかったと思う瞬間です。

そしてこの仕事は常に反省・改善の繰り返しです。

やればやるほど上が見えてきますし、自分で出来ることと出来ないことが明確になってきます。次はもっといい絵が撮りたいなと思いますね。まだまだ先を見据えつつ。なんでも余裕にこなせる自分になりたいと思いながらこれからも取り組んでいこうと思います。