Briar Roseです。
ディズニーらしさとは
いったい何か?
その答えの1つをご紹介します。
約100年の歴史と圧倒的なブランディングを誇る
エンターテイメント大帝国「ディズニー」には
創設者(初代CEO)ウォルトから始まり
歴代CEOが「6名」います。
エンターテイメント帝国として
常に「時代の最先端」を
掛け抜いてきたディズニー。
カリスマ創設者のウォルト逝去後も
「ディズニーらしさ」を作り出し、引き継ぐには
これまでの絶対的な伝統を
大事に守るだけでは維持できません
実際、傾いたディズニーの救世主と呼ばれている
5代目 CEOのマイケル・アイズナーは、
パークの単体収益だけではなく、
オフィシャルホテルをパーク周辺に数多く作り
徹底したディズニー世界観の規模を広げました🏨
さらに、テーマパークと連動するように
旧作アニメーションもリメイクします📹
つまり知的財産としてのブランド価値に注目して
映画単体だけで終わらせず、
テレビの放映権に加えて、当時まだ新しかった
ビデオコンテンツにも乗り出します📼
その結果、1930年代に公開した「白雪姫」だけでも
ビデオリメイクすると200万本以上のヒット!
家庭用ビデオ市場を
「ドル箱」にさせたんですね💰
カリスマ創設者ウォルトのような創造力はなくても、
知的財産コンテンツを徹底活用して
ディズニーの存在価値を実証させました。
その上で、長編アニメーションでは
🎬リトル・マーメイド
1990年公開
🎬美女と野獣
1991年公開
🎬アラジン
1992年公開
🎬ライオン・キング
1992年公開
🎬ポカホンタス
1995年公開
🎬ノートルダムの鐘
1996年公開
🎬ヘラクレス
1997年公開
🎬ムーラン
1998年公開
🎬ターザン
1999年公開
🎬ダイナソー
1999年公開
🎬リロ・アンド・スティッチ
2002年公開
他にも
🎬ファンタジア2000
🎬ラマになった王様
🎬アトランティス
🎬トレジャープラネット
🎬ブラザーベア
などなど
これら新作も、
爆発的にヒットさせました🎬
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日本での「ディズニー定義」は
ディズニーリゾート(テーマパーク)の
キャラクタービジネスと思われがちですが
本国アメリカではエンターテイメントの側面が
かなり強いことが分かります。
ディズニーの著作権管理がやたら厳しい背景も
このような事情があるからかもしれません😅
コンテンツとテクノロジーの融合
買収の神様
「ロバート・アイガー」
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エリートとは程遠い
労働階級の家庭で生まれ育った
ロバートアイガー。
彼が、テレビ局の雑用係から始まり
ディズニーCEOにまで上り詰めていく・・・
そんな「奇跡の実話」が
ロバートアイガーの人生と言えます
安直な「わらしべ長者」展開や
陳腐なシンデレラストーリーで終わりません。
アイガーは、CEOに就任してから
ディズニー時価総額を
「20倍」以上に跳ね上げる
圧倒的な手腕も発揮しました!
テレビ局(ABCエンターテイメント)の雑用から
入社15年後に、同社の社長に就任。
その5年後には
ABCグループ会社の社長就任。
その後、ABC社が
キャピタルシティーズ社に買収されて
さらに、そのキャピタルシティーズ社を
ディズニーが買収します!
そして、巨大帝国ディズニーカンパニーの
COO(最高執行責任者)に抜擢されてから、
遂にディズニーCEOに就任します!
ディズニー史
「すべて」が詰まった
ファン必携の1冊
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表紙を飾るディズニー6代目CEO
ロバート・アイガー
白髪のイケメンで、
まるで俳優のような出で立ちですね。
邦題から「ビジネス書」のような
イメージかもしれませんが、
ロバートアイガーの自身の
自伝なのでスラスラ読めます📖
正式タイトルは
「The Ride of LIFE TIME」
まさにディズニーのアトラクションのように
「乗り物」に例えています🎡
ロバート・アイガーの
「人生」というアトラクション
人間関係から仕事のトラブルなど
かなり赤裸々に緻密に描かれています📝
第1部(1章〜7章)
テレビ局(ABCエンターテイメント)の雑用係から
同社幹部を経てディズニーのCEOになるまで。
ロバートアイガー自身が
「買収された会社の人間」という立場から
後に自分自身が
「買収する側の人間」となる経験が
大きく影響したという印象です。
第2部(8章〜14章)
ディズニーのCEO就任後。
ピクサー社、マーベル社、
ルーカスフィルム社を次々に買収💴
さらには21世紀フォックス社の買収から
上海ディズニーリゾートをオープン🎡
そして未来のディズニーが目指す
「Disney+」のスタートまで🎬
人間関係やトラブルを
どのように乗り切ったか・・・
ロバートアイガー自らの視点で語っています。
特にピクサー社(スティーブ・ジョブズ)との
確執という大問題の解決も、
非常に興味深いポイントでした。
ピクサー社側から見た騒動と、
ロバート・アイガー視点から見た騒動。
これらが、ほぼ完全に一致しているので
「事象表現」は正確だと分かります❢
ロバートアイガーは
テレビ局ABC社というメディア畑出身📺
だからこそmスティーブ・ジョブズが
「iPodやiPhone」で行おうとしていた
Apple社の方針とも一致して
2人はビジネスを超えた友情を育みました。
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ジョブズは2011年に逝去しますが、
その後、ロバートアイガーは
ディズニーCEOとして成功するたび、
スティーブに
ここにいてほしかった
もしも、彼が生きていたら
スティーブと交わしたはずの会話を
頭の中で交わさずには
いられなかった
このような想いが心をよぎったそうです。
Apple信者や、ジョブズファンには
たまらない涙腺が緩む感動的なシーンですね。
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ディズニーを
メディア帝国に変えたCEO
ディズニー5代目CEOマイケル・アイズナーと
スティーブジョブズの確執により
ピクサー社とディズニーは
完全に絶縁状態でした。
ディズニー6代目CEOとなったロバートアイガーが、
ジョブズの信頼を得て仕事を超えた友情を築き、
🎬トイ・ストーリー
🎬モンスターズ・インク
🎬ファインディング・ニモ
などなど
これまでディズニーアニメになかった
オリジナルコンテンツを
連発することに成功します。
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また、凋落していたアニメーション部門からは
『アナと雪の女王』以降、
ディズニー映画もスマッシュヒットの連続🎬
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さらにディズニーの純粋なイメージとは正反対の
ダークヒーロー勢揃いの「マーベル社」も買収💴
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🎬アベンジャーズ
🎬X-MEN
🎬デッドプール
などなど
有名スーパーヒーローたちも「まとめて」
ディズニー傘下に入りましたね(笑)
スタジオジブリが「円谷プロ」を買収して
ウルトラマンもジブリから・・・
このような感じでしょうか😅
さらに21世紀フォックスの映画(エンタメ部門)を
約700億ドル(約8兆円)で買収してから
全米歴代興行収入1位
🎬スターウォーズ/フォースの覚醒
全米歴代興行収入2位
🎬アバター
これらも独占していきます。
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他にも収益性が高い大人気ドラマ
📺ジ・アメリカンズ
📺ディス・イズ・アス
📺モダン・ファミリー
などなど
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ロバート・アイガーは、
買収されるたび(買収するたび)に
新天地でも才能を発揮していき、
次のステージにいく「生え抜き」ですね❢
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ディズニーファン必携の1冊」は、
まさに「人生という名のライド」でした。
久々に素晴らしい読書体験ができました📖
ディズニーファンが
ディズニーの歴史を学ぶだけではなく、
ディズニーの裏側が気になる人にも
オススメの1冊です📖
ディズニーをCEOという立場から率いた
ロバート・アイガー本人しか知り得ない情報が
当事者によって時系列とともに
ピックアップされているので、
どのように考えていたのか読み進めていくと
「1本の線」でつながります。
重要な「ディズニー史の記録」であると同時に
ディズニーらしさとは
何かという答えにも感じました。
是非、オススメの1冊ですよ📖
Imagining the Magic
Briar Rose
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横浜生まれ横浜育ち。I★YOKOHAMA
神経質で気まぐれで、こだわり強い潔癖症。
理想主義的で一貫性にこだわるゆえに、柔軟性に欠けるB型。
ポリシーなき売上至上主義者は軽蔑するが、信念を持った成功者は無条件でリスペクト!